「古い話を蒸し返そう」
「えー」
ID: 20140213143031
Subject: 感想・映画「風立ちぬ」2回目
Keyword: 【▲→トーノZERO→アニメ感想→風立ちぬ】
URL: http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20140213143031
名前: トモネコ
本文:
「割り切れない時代と世界をなめらかに」
新潟日報で「複雑な世界をなめらかに」という本の紹介がされていて(ご存じだったかもですが)本のタイトルで検索した所、私の興味を引くサイトが
http://www.pressa.jp/blog/2013/03/post-9.html
本は内容が難しく私には無理のようですが記事の日本人の国家感、天皇家に付いてが勉強になりました。(トーノ様は歴史を研究なさっているので今さらかとは..)
私の会社は将来を担う人材はアメリカ(アリゾナ)に6か月語学留学しなければいけないのですが帰国すると皆「考え方が近いのは韓国人」といいます。
必然的に付き合うのは韓国の人が多くなるそうです。
仕事で中国、韓国に行っても反日での問題に遭遇した事は無いそうです。
しかし、我が社でもネット好きなタイプは中韓が大嫌いです。
(職務上、外国出張に出ないのですが)
実際、仕事で海外が多い人は外人が嫌いなど言っていられないのかもしれませんが..
今、中韓嫌いな社員も仕事で行って帰って来ると考えが変化するかもしれません。
取りとめの無い話で大変申し訳ありませんでした。
「最初に書いてある『今の日本はステップ関数だ』っていうのは、良く分かるな。自分が言う『熱しやすく冷めやすい日本人の国民性』というのと基本的に似たようなものだろう。つまり、ホットな時は何でもやるのに冷めると放置される」
「『熱しやすく冷めやすい日本人の国民性』っていうのは君のオリジナル?」
「いいや。佐藤大輔のRSBCに書いてあった。確か日本の駆逐艦が魚雷を積んでいない理由の説明だった」
「ひぇ~」
「『熱しやすく冷めやすい』っていうのはまさにネットの現状を見てそう思う。人気アニメだとどんな情報でもネットにあって見つけられるのに、ちょっとマイナーになるとちょっとしたメカの正式名称すら分からない場合がある。善悪、敵味方の区別も硬直的すぎる。それこそ、中国人に悪い奴がいる、韓国人に悪い奴がいる、という話から即座に中国人は全員悪いとか韓国人は全員悪いという話に飛んでしまう。中間が存在しない。しかし、その理屈で言えば、たった1人の悪い日本人がいれば、日本人は全員悪党だという結論になる」
「そんなわけないだろ」
「日本人の中にいる日本人だとそう思うのが普通だが、なぜか外国のことを考えるときにその当たり前の感覚が失われて安易な結論に飛びつきたがる」
「でも国民性ってのもあるじゃないか」
「たいてい個別の個性の方が国民性に勝る。それに、握手をしようとして右手を出さないからといって、それが間違っているとは言えない。バッフクランはそういう文化なんだ」
「ひ~。バッフクランまで来たよ」
「ある程度以上大きな組織、国家や軍隊のようなものになれば、たいていの場合100%の正義も100%の悪も存在しない。そこで善悪を完全に区別しようとするのは、事実からの逃避に他ならない。選挙でも、私は清廉潔白だが敵対者は汚職まみれ……という言い方をすると眉にツバを付けたくなる」
「清廉潔白ってのは、疑わしさの筆頭というわけだね」
「そうだ。何を隠しているか分からない。一点の曇りも無い経歴っていうのは、ほぼ間違いなく何かを隠している」
「ひぇ~」
「だからさ。国際間を含む大組織間の関係は中庸が肝心だ。誰かが悪だという糾弾は戦争の希求と同じだ。そして、それはたいていの場合損失の方が大きい。ちょっと妥協すれば失わずに済む多くのものを失ってしまう」
「勝てばいいだろ?」
「勝っても、戦争中に焼けてしまった資産は戻って来ないぞ。たとえ金銭で弁済されても、燃えてしまったロマンアルバムの初版は戻って来ないのだ」
「それは大きな損失だ」
「さて、本題に戻ろう」
「それはなんだい?」
「妖怪ウォッチのブームは完全にステップ関数的な振る舞いだ。妖怪ウォッチが流行るとなると、妖怪好きではなく、日本全体がなだれ込む。その結果、多くのものがチャンスを失う」
「その激動の渦中に劇場版ヤマト2199も入っていくのだね?」
「そうだ。【ヤマト渦中へ】だ」
「いや、それは意味が違うから」
「ともかくだ。ヤマトもこの社会傾向からは無縁でいられない」
「ヤマトの敵ってことだね?」
「いや、ヤマトブームの頃は、ああいうアニメが好きか嫌いかに関係なく日本全体がヤマトを向いた。同じことよだ」
「分かった。ここは1つ、ガミラス妖怪ゼーリックの妖怪メダルの1つでも発売すればいいってことだね」
「良くないよ」